回る春

words by S.O.A.P / produced by think

待てども来ない愛に痺れを切らし当ての無い旅に出た
ドアの向こう側? いや そっちじゃなくてこちら側 もっと言えば僕の中
呆れるほど遠く一歩一歩がしょっちゅう滞るけど えもいえない驚き
というよりも喜びが迷いを紛れもない一つの旅へと変えたんだ
やれ半端だとか現実を見ろと言われ覚えた匙加減が
足枷となって味気無い一生を望む
快楽とか会いたくなる気持ちにまで罪悪感を覚える始末
そして拭えなくなる一抹の不安
隣人の存在とはここまで油断ならないものなのか?
全ての大人とか世の中がこのまま
その他大勢と一緒に飲み込もうとしてるんじゃないだろうな?
なら守らなきゃいけない
僕が「僕」という存在を守ってあげるんだ

変わる奴 回る春 夏 秋 冬 悪態つく 会いたくなる

時計の針が刻々と進むがコクヨのノートは白紙のまま
食欲も無いのに何故だか買ったカップ麺の得々パックで腹ごしらえ
同窓会の知らせに目を逸らし くたびれたジャージとパーカーで
きらした煙草を買いに行こう
利口なあいつは非行もきっぱり止めて広告代理店の係長
生きるより死にたいと言いつつ生きるニヒルなあいつはどうしてるだろう
僕はといえば 何かが足りないなと思いながら
満たすより癒す 持久戦の流れ 
地球よ回れ 変われない僕を乗せて
なんて願わなくても時は流れるなんて当たり前に知ってた筈なのに
今更はっとして なんか凄く無気力になって
掃いて捨てるほど居る人間の中で僕がどれだけ勝手なのか気になる
でもそれがとても意味あることに思えた一年前の春
わくわくするほど黙々と打ち込める何か
その在り処 それを探すだけで果てが無い旅になる

勝ちたいあいつを見ると大差無いのに泣きたくなる
死にたいと言われれば今すぐにでも会いたくなる
これまでこれといった災厄も無いなと思いながら
パチンコ屋で拾ったライターでセブンスターに火をつける
比べる必要なんて無いのに一億総批評家なんて呼ばれる時代を
皆 職無しだって笑って浮かれる
抜かれるとアクセルを踏み込むドライバーを見て疲れる
使えるとか使えないとか勝ちとか負けとかに蓋をする
日毎廃れる地元の駅とその周辺をデジカメに収める
友達から受信したEメールの返信で軽くふざける
あの時もう見れなくなった君のスマイルを思い出してうなだれる
道端に咲いた真っ赤な花の種を蒔いた誰かを思い浮かべる
こんな小春日和に河のある公園に出かけたあの頃を懐かしむ
歌えるってことを確認したら あとは音楽に身を委ねる
時々 女を抱きたくなる
好かれるコツなんか無いってことを踏まえて 僕なりの解釈で
愛する 悲しむ 会いたくなる



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