1.太陽(午前 5:00)
もうだいぶ白みを増した空についさっき逃げ出した闇たちが残していった
灰色の痕跡。それは、彼ら、闇たちがひとときでも辺りを支配していたこと
を物語り、ほどなく残像として消え失せる。
太陽は言う。
「わたしははじまり。無には命を与える。命には目覚めを与える。徒労とも思
えるほど退屈な平行をつくる地平線から、またこうしてわたしが顔を覗かせ
ればすべては動き出すだろう。わたしこそがはじまり。無も、命あるものも、
時の流れさえも、わたしを母と賛美する。」
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written by S.O.A.P